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2021年第3四半期の船員幸福度指数(SHI)では、船員が不十分な扱いを受け、尊厳を無視されている現状を示しています
2021年第3四半期の船員幸福度指数(SHI)は、 第2四半期の10点満点中5.99から上昇して、 全体的な平均スコア 6.59を報告しています。
2021年第3四半期の船員幸福度指数(SHI)は、 第2四半期の10点満点中5.99から上昇して、 全体的な平均スコア 6.59を報告しています。パンデミックからほぼ2年間苦闘してきた船員がたどり着いた心の健康状態に関する、真の感情的軌跡を示しています。
多くの政府や国際機関が主要な労働者のためのワクチン接種完了者向けのトラベルレーンの確立に取り組んでいる中、船員はこういった国際的な対応の対象に含まれています。しかし、すべての国が船員の移動を支援するために同じ努力と資源を投じたわけではありません。
空港の当局からの不審な扱いを受けたり、船員にとって帰国の道のりが滞りなく進むということは簡単ではありませんでした。空港乗り換えをする上で、使い捨てプラスチック製スーツを着て下船させられたという報告も入ってきています。船員はワクチン接種を受け頻繁に検査されている中において、必要のない失礼な行為や屈辱的取り扱いは心を傷つける要因となっています。
さらに厳しいことに、船員が海事業界の仲間に歓迎されていないと感じさせられたことでした。「病気をもたらす者」と見なされ、「すべての港でさまざまな港湾当局によって追放者のように扱われた」という経験を告白した回答者もいました。
こういった状況は、多くの国のより広い社会と当局が船員の重要性をまだ理解、認識、または認知していないという事を示しています。
粗末に扱われた経験や敬意の欠如、そして長時間勤務や家から離れているなど、海上勤務におけるマイナス点と折り合いを付けながら、多くの人が転職計画を進めています。これは、特に顕著に35歳以上の船員に見られ、いったん家に戻れば二度と海に戻るつもりがないことが見て取れます。
船乗りを職業とすることはますます困難になり、楽しさに欠けやりがいがなくなりつつあります。船員がいなくなるという予兆が見え隠れする中、多くの人が陸上での仕事に移ったり、別の業界に移動したりして「最悪の事態」に巻き込まれないように先手を打っています。
すでにストレスがかかっている現場では人材確保が大きな懸念事項となり、今後数年間で船員の不足が拡大する可能性があります。現状では、今後期待が持てるような多数の問題に対する管理対処メカニズムは、ほとんどもしくは全くないように見受けられます。
スタンダードクラブは、乗組員の健康と乗組員交代に関するネプチューン宣言に 署名 しており、さらに ミッション・トゥー・シーフェアラーズによる報告書である 船員幸福度指数も後援しています。