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第2四半期の船員幸福度指数では、船員の仕事量へ対する満足度を調査しています
船員幸福度指数(SHI)第2四半期の 結果 は、新型コロナウイルスの世界的大流行を背景にして、世界や海事産業の厳しい問題が再び表面化する中での船員の幸福度を反映しています。
船員幸福度指数(SHI)第2四半期の 結果 は、新型コロナウイルスの世界的大流行を背景にして、世界や海事産業の厳しい問題が再び表面化する中での船員の幸福度を反映しています。
「仕事量にはどの位満足していますか?」 この質問に対する回答平均値は10点満点中 前回の6.39から6に落ち込みました。
船員は必然的に家庭と海上勤務それぞれの役割の間で板挟みになっていますが、コロナ禍でさらに多くの規制や制限が導入され、契約の長期化によるストレスだけでなく、事務仕事や書類関連の負担も増大しています。
以前は、会社の経営陣は船側に負担をかけることをなるべく避けようとする感がありましたが、現在、船には会社からの訪問者がほとんどなく、船員には船舶から大量の情報が求められるようになってきています。
あまりの忙しさに、メールに対応するだけでも既に長い労働時間に追い打ちをかけ、「このような仕事量では船の安全性が危ぶまれる」状態にしている とある船員は打ち明けています。
日々の忙しさに追われていると、他のことに手が回らず、船上での訓練の受け止め方にも影響が出ています。長時間の労働は、訓練を行う能力や意欲、あるいは訓練を受けることに対する姿勢にも影響を与えています。学習への情熱も、書類仕事の量にかき消されています。
自己啓発や他者啓発を考える時間はほとんどありません。航海士は船上での仕事に関する知識を教えたり共有したりするには疲れすぎており、同じく疲労困憊の新人は興味を持ったり専門能力を活用したりすることができないわけです。
陸上スタッフは、船上の乗組員へ求めることや関わり方を必要に応じて調整し、同じ情報を何度も求めないように意識的にアプローチする必要があります。
スタンダードクラブは、乗組員の健康と乗組員交代に関するネプチューン宣言に 署名 しており、さらに ミッション・トゥー・シーフェアラーズによる報告書である 船員幸福度指数も後援しています。
カテゴリー: Loss Prevention