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第2四半期の船員幸福度指数では、船員の上陸休暇へ対する満足度を調査しています
船員幸福度指数(SHI)第2四半期の 結果 は、新型コロナウイルスの世界的大流行を背景にして、世界や海事産業の厳しい問題が再び表面化する中での船員の幸福度を反映しています。
船員幸福度指数(SHI)第2四半期の 結果 は、新型コロナウイルスの世界的大流行を背景にして、世界や海事産業の厳しい問題が再び表面化する中での船員の幸福度を反映しています。
「上陸休暇の取得についてどの程度満足していますか」という質問は、第1四半期で既に危険なほど低い結果となっていましたが、第2四半期では5.25から4.90/10に低下し、質問の平均幸福度が指数で初めて5を下回りました。
現在の状況では、上陸休暇の実用性や可能性について議論することは不可能です。この状況下では、船内の環境は、上陸休暇がもたらすものを一時的に救済するのに十分足りるものでなければなりません。
最初に、船内でのネットワークへの接続性の問題ですが、「海上での家族との連絡に満足しているか」という質問に対して、第2四半期では6.91から6.40/10へと低下しています。貧弱な接続性がもたらす影響は明らかです。故郷や海岸から何ヶ月も離れた場所にいる船員が、手頃な価格のオンラインアクセス、使用するのに十分な速度、不自由を感じないデータをどれだけ求め、必要とし、切望しているかは、報告書を読むまでもないことです。
船内での環境は、乗組員同士とのやりとりにも関連します。結び付きの強いな船上のコミュニティでは、強いモラルと仲間意識が船を支えていますが、その核が崩れると、海上での生活のあらゆる側面が急速に損なわれます。それゆえに、そのため、船員同士の交流に満足しているかという質問で、結果が 7.24から6.80/10 に低下している点が懸念されます。
文化、性別、人種、国籍、宗教、言語の違いをめぐる問題は、今に始まったことではありません。しかしながら、コロナ禍固有の状況として船員間にある現在の懸念は、感染者の多い国の国籍を持つ乗組員が存在した場合、その乗組員全体が港でネガティブな扱いを受けるか否かです。船上での長期滞在に伴う不満の高まりの核となるもう一つの論点は、不本意な独身生活であり、「陸上との親密さ」 を求める声が調査を通じて明らかになっています。
船員が船室に引きこもるという長年の問題に対して、会社は耳を傾け、努力を続けていく必要があります。休息、社会的活動およびレクリエーションは、それに応じて調整する必要があります。さらに、船舶、艤装および家具のデザインは、実用性や機能性を超えたものである必要があります。むしろ、色、音、家具の位置などの要素をデザインに取り入れ、乗組員が集い、交流できるような、居心地の良い空間を提供する必要があります。
スタンダードクラブは、乗組員の健康と乗組員交代に関するネプチューン宣言に 署名 しており、さらに ミッション・トゥー・シーフェアラーズによる報告書である 船員幸福度指数も後援しています。
カテゴリー: Loss Prevention