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速度規制の改正 – パラナ川 – アルゼンチン
アルゼンチンのパラナ川航行の際の速度規制に関しては、2021年に発行された以下のリンク先の過去ニュース項目を参照いただけますが、現地特派員Pandi Liquidadores SRLから、以下の通り2022年8月11日付でパラナ川下部沿岸警備隊(Zona Bajo Parana)がパラナ川内Km406~ 435区間(Arroyo Seco / Rosario)における速度制限規制が変更されたとする、共同処理118/2022を制定したとの報告を受けています。...
アルゼンチンのパラナ川航行の際の速度規制に関しては、2021年に発行された以下のリンク先の過去ニュース項目を参照いただけますが、現地特派員Pandi Liquidadores SRLから、以下の通り2022年8月11日付でパラナ川下部沿岸警備隊(Zona Bajo Parana)がパラナ川内Km406~ 435区間(Arroyo Seco / Rosario)における速度制限規制が変更されたとする、共同処理118/2022を制定したとの報告を受けています。
水路の水位+0.70m以上:下流での速力10ノット。 上流での速力9ノット
水路の水位+0.70m未満:上流下流両方での速力9ノット(下流・上流)
常時保持すべき6%の必須余裕水深。
安全上の理由に限り、VTS(船舶航行支援)との通信を経て例外的に速度超過が許されます
以前は、速度はいかなる場合でも9ノット+/-6% に制限されていました。
Pandi Liquidadoresは速度規制に関する36/2020サーキュラーを改訂しました。本ページ下部からダウンロードできます。
過去2年間、速度規制違反によるCoast Guardsでの問い合わせ/罰金が増加しています。特に、低水位の結果として沿岸警備隊がAIS/VTS を介してコントロールを強化したパラナ川Km406~435区間での違反が多いとのことです。National Institute for the Water (INA)の最新の報告書によれば、2022年10月31日までの予測では、パラナ川の通常の水位の迅速な回復は示唆されておらず、2022年3月/4月の期間に観察された回復と周期的ではあるものの一時的な水位上昇がみられる可能性があるにもかかわらず、2022年後半は歴史的な平均水位を下回る状態となることが濃厚とみられています。
波ざらい損害や罰金を回避するためには、船長は水先人と速度制限や航海計画を検討するとともに、対地速力(SOG)を参照しながら実際に守られていることの確認、および何らかの理由で速度制限を超える場合は水先人が確実にVTS に事前に通知することなどは非常に重要です。このような場合、船長は航海日誌に記入するようお勧めします。
今回の情報を提供いただいたPandi Liquidadores SRLに感謝いたします。
カテゴリー: Loss Prevention