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ニュース:ギニア湾:引き続き海賊の出没が多く確認される中、新しい安全保障の枠組みを構築へ
ナイジェリア海事管理保安庁 (NIMASA)ならびにカメルーンの首都ヤウンデ地域間調整センター (ICC)は、ギニア湾における海賊および一般的な治安悪化に対抗するための提携を結びました。
ナイジェリア海事管理保安庁 (NIMASA)ならびにカメルーンの首都ヤウンデ地域間調整センター (ICC)は、ギニア湾における海賊および一般的な治安悪化に対抗するための提携を結びました。
ギニア湾海事調整フォーラム (GOG-MCF/SHADE)として知られるこのプラットフォームは、地域、国際、産業、NGOのパートナーを連携し、海上警備活動を推進および調整して、地域における認識の共有と紛争の解消を促進することを目的としています。また、海上でリアルタイムの情報を保持し、運用能力と具体的手段を持つ関係者を団結させるための統合的な枠組みを提案しています。
国際海事局(IMB)は最新の四半期報告書(Q1-2021)の中で、報告された事件の大半(43%)がギニア湾で発生しており、ギニア湾が世界有数の海賊の出没海域であり続けていると指摘しています。襲撃はますます暴力的になり、沿岸から遠く離れた海域で発生し、1回の事件で誘拐される船員の数も増えているとされています。
2021年に入ってから、38件の事件が発生し、40名の乗組員が誘拐されています。2021年第1四半期には1名の乗組員が殺害されています。この海域は、船員にとって危険な状態が続いており、乗組員に対する暴力もここ数年に比べて増加しています。
GOG-MCF/SHADEが単なる地域的な枠組みの1つに過ぎないのか、それともギニア湾海域内の海賊対策を効果的に調整するという目的を果たすことができるのか、今後の進展が注目されます。
カテゴリー: Loss Prevention